食べなくても生きていける!?

 

「嫌いなものは、食べなくても生きていける!」
私の旦那様の名言です。

旦那様は、恐ろしく好き嫌いがあります。
「え、何を食べて生きているの!?」っていうくらい、嫌いなものが本当に多い。
結婚した後に、私が大変だろうとお義母さんにはかなり心配されてたらしい。
ご飯のことをきいても「なんでもいいよ」というわりに、
作っても「あした食べるよ」としれっと残すから、本当に悩んだわ。

大雑把にまとめると、根菜キライ、葉物もキライ。魚も貝も大半のものがキライ。
野菜に火が通って甘みが出たのがキライ。マヨネーズやからしなども絶対ダメ。
買い物だけでなく、外食や旅行先の食事にも、アレルギー並みに気を遣う。
でもキライなだけで、アレルギーではない。
味覚がものすごく鋭いので、成分表を見ないとわからないくらいのものにもすぐ気がつく。
旦那様は「危険察知能力」が優れてると言っている。
食べられるものを聞いた方がはやいくらい、キライなものがとにかく多い。

私は食べるのが好きだけど、料理は苦手だからすごく悩んだわ。
「この人は何を作ったら食べられるんだろう…??」
私の食生活が旦那様の影響で変わったため、弊害も少しあって乾燥肌になったね。
私にとっての必要な栄養分が足りなくなったんだと思った。

でも旦那様は、こんなに食生活が偏っていても健康そのもの。
どちらかというと、私の方がよく体調を崩して寝込むなど不健康そのもの。
二人とも食べることは好きだから、よく外食はする。
お互いが好きなものが食べられるから、よく「食べ放題」を愛用している。
私にとっての不足栄養分を補っているともいうかな。

「こんな食生活で大丈夫なのか?」

よくこの話をするんだけれども、この食事でここまで体が作られてきている。
そして、最初の迷言「嫌いなものは、食べなくても生きていける!」
逆に、無理してキライなものを食べる方が体にも精神的にも悪いとなった。
まあ、私もちょっとだけ嫌いなものはあるからわかる。

アレルギーの人は、食べない方が健康に生きていけてる。
でも、アレルギーじゃなくても同じなのかもしれないね。
親の立場では、子供の将来の健康を考えるから、これは大人の自論。

だから私は旦那様が留守の日には、親が作って送ってくれた野菜など、
旦那様が嫌いで食べられない食材を、一人好きに調理して楽しんでいる。